ASN とは?
ASN(AS 番号)は、インターネット上のネットワークに付けられた番号です。通信事業者、クラウド、大学、大企業など、自分で経路を管理しているネットワークが 1 つ以上持っています。例えば AS2516 は KDDI、AS13335 は Cloudflare です。
各 AS は、自分が受け持つ IP アドレス帯(専門用語ではプレフィックス)をインターネット全体に「広告」し、他のネットワークはそれを見て通信の送り先を決めます。この仕組みが BGP です。AS 番号は 5 つの地域レジストリが割り当てています:APNIC(アジア太平洋)、RIPE NCC(欧州・中東)、ARIN(北米)、LACNIC(中南米)、AFRINIC(アフリカ)。
IP アドレスの持ち主を調べるには?
入力欄に IP を入れてください。どの AS(つまりどのネットワーク)のものか、どのアドレス帯に入っているか、そしてそのアドレス帯の登録情報(ネットワーク名、登録組織、不正利用の窓口、逆引き)が表示されます。
経路を受け持つネットワークと登録上の組織は、別であることがよくあります。例えばクラウドにサーバーを置いている会社の場合、アドレスはクラウド事業者が広告していても、登録先はその会社ということがあります。データセンターの IP か家庭用回線の IP か、悪用の記録がないかを知りたいときは、結果の下の「この IP はクリーン?」を開いてください。
表示される国は、IP が実際にある場所ですか?
そうとは限りません。表示しているのはネットワークが登録されている国で、その IP が実際にある場所ではありません。
クラウドや CDN は世界中にデータセンターを持っています。米国で登録されたネットワークの IP が、香港やシンガポールにあることも普通です。
データの出どころと更新頻度は?
アドレス帯は RIPE NCC の Routing Information Service(RIS)から取得しています。世界の数百のネットワークから経路表を集めており、10 以上のネットワークから見えるものだけを載せています。IP と AS の対応は iptoasn.com(パブリックドメイン)、名前・国・割り当て日は 5 つの地域レジストリの公開ファイルです。いずれも毎日更新しています。
登録組織、不正利用の窓口、逆引き、つながっているネットワークは、ページを開いたときにその場で問い合わせています(RDAP、DNS、RIPEstat)。
上流・下流とは?
上流は、この AS が料金を払ってインターネットの他の部分とつながっている相手です。下流は、この AS を経由してインターネットにつながっている相手で、顧客などがこれにあたります。
この関係は RIPE のコレクターが見た経路から推定しています。一部の経路にしか現れないネットワーク(多くは直接通信をやり取りするピア)は「ピアなど」に分けています。各列は通る経路が多い順なので、主要な接続ほど上に来ます。
CN2、9929、CMI とは?
中国の 3 大通信事業者の高品質な国際網で、VPS の回線としてよく宣伝されています。AS4809 は China Telecom の CN2(通常のバックボーンは AS4134、通称 163)、AS9929 は China Unicom の高品質網(通常は AS4837、通称 169)、AS58453 は China Mobile International(国内網は AS9808)です。
サーバーの通信がどれを通るかは、あなたへの戻りの経路で決まります。traceroute を使うと、途中で通る AS 番号を確認できます。
アドレス帯の一覧をコピーできますか?
はい。「すべてコピー」で、その AS の IPv4 または IPv6 のアドレス帯を 1 行に 1 件ずつコピーできます。ファイアウォールやプロキシのルールにそのまま貼り付けられます。プログラムから使う場合は、/api/as/<AS 番号> でどの AS でも完全なデータを JSON で取得できます。